ニュージーランド固有の鳥・植物と触れ合おう!Zealandia

ニュージーランド固有の鳥・植物と触れ合おう!

固有種の宝庫ニュージーランド

ニュージーランドは他の大陸と非常に離れています。
もっとも近い大陸がオーストラリア大陸で、その距離1,500キロです。これはだいたい「函館市と鹿児島市」の距離と同じくらいです。

もともとニュージーランドには鳥にとっての天敵である猫やネズミ、イタチなどの哺乳類がいませんでした。そのため、その孤立した環境のおかげで動植物は数万年、数億年かけて独自の進化を遂げてきました。
特に鳥は他の国には見られないユニークな進化を遂げたものがたくさんいます。有名なところだとキウィが挙げられますね。

ところが人類がこの土地に足を踏み入れたことで状況は一変しました。
移民と一緒に移民船に乗り込んできたネズミや猫、そのほか様々な哺乳類がニュージーランドに住み着いたことで、多くの鳥たちは猫やイタチ、ポッサム(フクロギツネ)の餌食となり、多くの鳥たちは絶滅したり、絶滅の危機に追いやられてしまいました。

固有種を守るために作られたジーランディア

ジーランディア

ジーランディアはそんな破壊されてしまったニュージーランドの生態系をもとに戻すために作られた自然保護区のようなものです。
広さは東京ディズニーランドの約5倍の2.25平方キロメートル、外から哺乳類が入ってこれないように高さ2.2メートルのフェンスですべて囲っています。

ジーランディアのフェンス

これがそのフェンスです。
このフェンスは動物がジャンプで越えられない高さ、さらによじ登って来れないような仕組み、さらに地中からの侵入も防ぐ仕組みが施されています。しかも、そのフェンスの設置はすべてボランティアで行われました。

何だか前置きが長くなりましたが、さっそくジーランディアの中に入ってみましょう。

ジーランディアの入り口

まず入り口で入場券を買って(大人17.50ドル、子ども9ドル)入り口に向かうとバックの中をチェックする場所があります。看板には「Keep animal pets such as cats, rats and mice out! 」日本語にすると「ペット、例えば猫やネズミを入れないように!」と書いてあります。

カバンの中に猫とかネズミがいたら、カバン開ける前にわかりますよね... 。 でも、それ以外にゴキブリとかいろいろなものがジーランディアに入ってこないよう気を配っているのがわかりますね。

ジーランディアの中に入れば鬱蒼とした森

中に入れば鬱蒼とした森です。
ジーランディアのスゴイところは、動物園と違って鳥たちは檻の中で飼われているのではなくて、鳥たちは自由にジーランディアの中も外も飛び回っています。

ジーランディアの鳥

ところで実はジーランディアで見たかった動物がいました。
それは「Tuatara トゥアタラ」と言うトカゲみたいな生き物です。実はこのトゥアタラは恐竜の生き残りとも言われていて、トカゲでもヘビでもないまったく別の爬虫類です。

そのトゥアタラがジーランディアにいるんです。
しかも運がいいことに入ってすぐのところで、たまたま飼育員の人がトゥアタラを触らせてくれました。

トゥアタラ

「触れる」と言ってもホント指1本で撫でる程度だったんですけど、こんな貴重な生き物を触れることができただけでラッキーです。ちなみに触った感じは思ったほど硬くなくて、背中のトゲみたいなものもけっこう柔らかかったです。

鵜

さらに歩みを進めていくと、鵜(英語でShag)がいたり、

コマドリ

コマドリ(Robin)が飛び回っていたり、

タカヘ

ニュージーランドの固有種タカヘ(Takahe)が急にその辺を歩いていたりします。

Fantail

他にも上の写真のようなニュージーランド固有の鳥Tuiや、Fantail、オウムみたいなKakaなど数十種類の鳥が生息していて、街中ではとても見れないような鳥があちらこちら飛び回っています。

ジーランディア内にあるダム

ここでは野鳥の保護はもちろん人間が足を踏み入れる前の原始の森に戻すことも大きな活動の1つです。そのため園内はジーランディアが作られる前からあったこういったダムやいくつかの建物以外の人工物は極力抑えらています。

ジーランディア内部

そのため散策するのに不便がない程度の舗装や手すりの配備などだけがされています。椅子やテーブルもほとんど木で作られていて自然に還ることができるものばかりです。

驚くことに東京ディズニーランドの5倍ほどの面積があるのにゴミはほとんど落ちていませんでした。訪れる多くの人がニュージーランドの自然と、ニュージーランドの固有種を守ることをサポートし、それらを愛でるために訪れているんですね。

自然のありがたさ・凄さを知るところ

ジーランディアはニュージーランドの自然を楽しんだり、珍しい鳥を見ることができるのはもちろん、いかに人間が自然を壊してきたかもわかります。そしてそれを元に戻す大変さも感じることが出来ます。

ジーランディア内部

というのは、施設の中の要所要所に博物館と同じような様々なことを説明するための看板が設置されていいるからです。それらの資料はわかりやすい英語で書かれていたり、絵だけでもわかるよう工夫されています。

自分たちはそれらを見たり読んだりして、自然の中をただ歩いているだけでは、知り得ることができないことをここへ来てたくさん学ぶことができました。そういう意味でもジーランディアはウェリントンに訪れたらぜひ行って欲しい場所の1つです。

僕たち夫婦は年間パスを買って定期的に訪れてもいいねと話していたほど、気に入ってしまいました。

ジーランディア内部

園内は一番一般的なコースで1時間半から2時間くらいで歩くことができます。最低限の舗装はされているのでトレッキングシューズでなくても歩きやすい靴ならOKです。さらにもっと長い数時間かかるようなルートもあるので、時間がある方は丸一日かけてゆっくり森のなかを散策するのもいいかもしれませんね。

また暗くなってからのナイトツアーなどもあり、普段知り得ることが出来ない夜の野鳥の生態や、森の様子を知ることもできます。

ジーランディアまではウェリントン市内から幾つか行く方法があります。
公共のバスやフリーのシャトルバスが町中から出ているので、ジーランディアのホームページ How to find us | Zealandiaでご確認ください。

Zealandia

住所:53 Waiapu Road, Karori, Wellington
電話:04-920-9200
ウェブサイト:www.visitzealandia.com