ロトルアに来たらやっぱりはずせない、ポリネシアンスパ、 そして、困ったことが起こってしまった時のヒント。

ロトルアに来たらやっぱりはずせない、ポリネシアンスパ、 そして、困ったことが起こってしまった時のヒント。

ロトルアは温泉行楽の街です。せっかく温泉が豊富に沸いている地熱の街に訪れたのですから、日本とは一風異なる温泉施設へ足を運んでみませんか?温泉なんてどこも同じとお思いかもしれませんが、ちょっと日本とは異なります。

しかしながら、まずご紹介したいのが、困ったことが起きたときの駆け込み寺です。旅の間、新しい出会い・気づき、ワクワク・ドキドキの繰り返しですね。本当に楽しい旅行であることがほとんどなのでしょうけれど、時々困ったことが起こることがます。添乗員さんが一緒でしたら安心して何でもお願いできるのですけれど、自由旅行の時は本当にどうしていいか分からなくなりますね。日本大使館・領事館のある大きな町でしたら、すぐそこに駆け込んで援助を求めることができます。ないときは、どうしたらいいのでしょう?

ニュージーランドにはCitizens Advice bureau (CAB 市民相談所)と言うものが80の街に点在しています。このCABは市民という名前が付いていますが、何でも誰でも相談に行くことができます。CABの由来は第2次世界大戦後のイギリスです。戦争のため家族と離れ離れになり途方にくれている人々を助けることが目的で始まった組織です。それが、だんだん進化して今の形態になったそうです。ニュージーランドでは1970年に発足しました。相談内容は、電話番号の問い合わせから人権問題・詐欺などの深刻な問題までさまざまです。

CABの組織はマネージャー1人と多くのボランティアで成り立っています。ボランティアと言えども、仕事を始める前には2週間就実びっちりとトレーニングを受け、その上毎月新しい法律・地域社会のことなど勉強会があります。

このボランティアのことでニュージーランドに来て私は大変感銘を受けました。例えばこのCABもしかりですが、他にも家庭内暴力や幼児虐待・貧困など、悲しい生活状況の人たちを援助・支援する団体(NPO /NGO)がほぼボランティアで成り立っているのです。ボランティアの方たちは知識も経験も豊富で収入に換算できない活動をされています。恥ずかしながら、私はボランティアと言うのは生活に余裕のある人たちのすることだと思っていたんです。

旅行中、困ったことが起きてしまったら

さて、話をロトルアに戻しましょう。ロトルアのCABは写真のマネージャーのジェーンさんと65人のボランティアから成り立っています。週5日9:00から5:00まで、さまざまな問い合わせ、援助をしています。ボランティアのメンバーの中にはもう20年もこの活動をされている方もいます。人権問題・雇用問題・移民関連の擁護活動としては、プロと同じレベルの経験・知識をお持ちの方が沢山居ます。

旅行中、困ったことが起こってどうしてよいか分からなくなったら、立ち寄ってSOSお願いして下さい。言葉は言語補助システムが完備されて、電話で母国語のサポートが受けられます。警察へ行くのは躊躇される時など是非に。オフィスの中には無料の電話もあるので、単に次にいくところへ電話したいと言う時にも利用できます。

さて、このマネージャーのジェーンさんは13年間このお仕事をされています。地域社会のあらゆる団体との打ち合わせ、65人のボランティアの方たちの指導。すべての問い合わせを記録したものの確認・訂正。本当に忙しい毎日です。彼女にこの仕事への情熱の起源をうかがいました。

『困った顔の人たちが、少しほっとした顔つきになって帰って行くの見ると感無量です。 私は、完ぺき主義なのでボランティアの人たちがよい仕事ができたと感じてもらえる毎日にしていこうと思っています。65人のボスの下で働いている気分です。』なんて言って笑っていました。

CAB Rotorua

住所:1143 Eruera Street Rotorua 3010
電話:07 348 3936
URL: www.cab.org.nz/acabnearyou/rotorua

Polynesian Spa (ポリネシアンスパ)

本題の温泉。ポリネシアンスパです。ポリネシアンスパは名前は異なるものの1800年代から営業されていた温泉施設です。ニュージーランドにおいての歴史的なサイトに指定されています。

ウェブサイトに詳細が記されていますが、施設はアダルト・ファミリー・レイクの3箇所に分かれています。

日本でも最近始まっているようですが、こちらの温泉施設は水着を着用して入ります。すべて露天風呂。水着なしで入ることができるのは、プライベートと呼ばれている個室です。14室ありますが、なかでもデラックスは湖の景色を眺めながら個室で静かにゆったりすることが可能です。事故防止のため1人の入浴はできませんが、二人っきりでロマンチックな気分、または、家族で家族風呂のようにゆったりできます。

ポリネシアンスパに近づくと懐かしい温泉町のにおいがします。硫黄の独特なにおい、ニュージーランドのほかの町の人たちはロトルアを『臭い街』とあだ名をつけているくらいです。匂いが強いのも当然、本当に硫黄の鉱泉で100年以上前から治療・療養に使われていました。ポリネシアンスパの特徴は二つの全く異なるお湯が供給されていることです。一つはアルカリ性硫酸塩泉。もう一つが特徴的な酸性硫黄泉です。

酸性硫黄泉はプリーストプールと呼ばれています。どうしてプリースト(牧師/お坊さん)と呼ばれるのかと言うと昔の逸話があるんです。1800年代後半に隣町のタウランガからファーザーマホニーが教えにいらしてました。彼は、関節炎がひどく歩くのもままならかったんですが、滞在中毎日このお湯に浸かって歩けるようになって帰ったと言うお話です。温度が異なる(38,40,42℃)3つのプールがアダルトエリアにあります。本来の湯元はこのプールのすぐ隣に昔使っていたプールと共に残されています。硫化水素は重くて下に沈む傾向にあるので昔のプールは閉鎖したと聞いています。このポリネシアンスパは一度鉱泉をくみ上げて毒性の気体を飛ばしてプールに流し込んでいます。このお湯を使えるのはこのポリネシアンスパだけなんです。

そしてもう一つが、アルカリ性硫酸塩泉です。こちらのほうはお肌がツルツルになる、ちょっとぬるっとした感じのお湯です。非常に高温で泉から汲みあがってくるので、一度空気を通して(同時に毒性気体を飛ばし) 熱交換器で冷まして各プールに流し込まれています。日本のお風呂は42度が当たり前ですが、海外の方はそれでは少し熱すぎるようですね。このカスケードプールは3段階に流れ落ちているものです。上のプールはどちらもアダルトエリア。こちらは大きな深い泳げるプールもあります。鉱泉のお水で泳いだことありますか?重いので運動量が増量します。

外国の水周りはきれい好きの日本人には衛生関連がご心配かもしれません。ポリネシアンスパは全てのお湯は夜中に流し捨て、きれいに清掃されて、新しいお湯が朝流し込まれます。もちろん、一日中新しいお湯が追加され、温度も管理されています。

ご家族連れでロトルアに滞在されるときはこのファミリープール。手前のプールは真水です。子供たちが遊ぶのにはもってこい。そして、大人は奥の鉱泉にゆっくり使ってください。

もう一つのエリアはレイクスパと呼ばれています。日本の岩風呂をイメージしてデザインされたお風呂です。36、38、40、42℃のアルカリ硫酸塩泉と38-40℃の酸性硫黄泉(プリーストプール)です。このプールは一昨年新しくレイクエリアに追加され、こちらでも酸性鉱泉を楽しむことができるようになりました。お湯が非常に高温で湧き出ているの、大地のミネラルがお湯に溶け込み、高温であることで沸かしなおしてそのミネラルを失うことが少ないので、体に効果のあるお湯なんです。

さて、こちらのレイクエリアはRetreat (リトリート・隠居所)と呼び、マッサージの施設と直結しています。最近流行のトリートメント。ニュージーランドならではのマッサージトリートメントを体験することができます。私の大好きなセラピーはマヌカハニーを使用したものです。治療効果のあるマヌカハニーをふんだんに使用、最高の気分を味わうことができます。

Spa Therapies

ポリネシアンスパでは、日本人のアイさんがレセプションに居て、相談に乗ってもらえるんです。ミユキさん、アユコさんの二人の日本人のセラピストもいらっしゃいます。お友達と二人で同じ部屋でセラピーを受けることも可能。いろいろな種類のマッサージが提供されていますから、日本語でアイさんに相談に乗ってもらうのがお勧めです。

もうひとつ、最近提供されたのが暖かいデッキチェア。オリジナルデザインで温泉のお湯で暖かくなった寝椅子でゆっくり座って、何もしない贅沢を味わってみるのはいかがでしょう?

Polynesian Spa Cafe

ポリネシアンスパにはカフェがあります。2月に新しいマネージャーが参加しました。名前はBevan Cox さん。大きくてサンタクロースみたいなおじさんです。彼が参加して、お料理はすべてキッチンで作られるようになりました。作り置きして配送されたお料理ではないので大変ヘルシーですし、わがままも聞いてもらえるかもしれません。彼は、ロトルア生まれ、4歳の時からずっと離れていたんですけれど、地域社会に貢献したいと故郷にもどっていらっしゃいました。

カフェでもっとも人気なのは、今のところ、アイスクリームとオリジナルのフレッシュスムージー。お風呂に入って温まった体には冷たいものが最高ですね。でも、最近始まった、セラピーとお食事のパッケージも素敵だと思います。ニュージーランドのスクールホリデイの時はローカルの人たちで大変にぎわっていますが、それ以外のときは静かな一日を自分にご褒美するのには最高だと思います。

Spa Shop

そして最後になりますが、ギフトショップもはずせない一つです。お土産ももちろんですが、素敵なトリートメント素材が沢山あります。

鉱泉の成分を含んだMud(泥)系の化粧品、ニュージーランドのオリーブオイルを使用したもの、羊のラノリンベース、そして、はずせないのが、マヌカハニー使用のクリーム類。Made in New Zealandの商品は生産量が少ないのであまり知られていませんが、Pure New Zealand (ピュアニュージーランド)を象徴、添加物が極限に少ない、または、無しの商品です。私の毎日の化粧品はすべてこのジェニーさんに相談して購入しているんですよ。セラピーで使用しているクリーム類も販売されています。 

ポリネシアンスパは観光スポット、温泉は珍しくもないし。そのように思っていらっしゃる方も多いかもしれません。ゆっくりした時間の流れを体験する、それも、旅の一齣なのではないかと思います。忙しい日本の毎日から離れて、何をするでもなくお湯に浸かって、ご褒美のマッサージを受け、ゆっくり、ローブのままでお食事、何をするでもなく暖かいデッキチェアに横になる。こんなひと時があっても良いのではないでしょうか。

Polynesian Spa

住所:1000 Hinemoa St, Rotorua. New Zealand
電話:07 348 1328
営業: 8am - 11pm
URL:http://www.polynesianspa.co.nz/