オマル
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南島南部のオタゴ地方、ダニーデンの北部に位置するオマル。表記は「オアマル」ですが、「オマル」に近い発音で呼ばれます。この街を有名にしているのが、ビクトリア調の建築群と野生のペンギンです。
野生のペンギン「ブルー・ペンギン」に出会う
オマルの街を世界的に有名にしているのがペンギンの営巣地。オマルで見られるのは、世界的に珍しいキガシラペンギンやブルーペンギン。非常に敏感なペンギンを日没前に巣に戻るところをブルーベンギン・コロニー(有料ガイドツアー)から観察することができます。愛くるしいペンギンの姿を、そっと観察してみましょう。さらに、ブルーペンギンコロニーの半島の反対側にもペンギンの巣があり、「イエローアイド・ペンギン」が生息している。巣に戻る日没までにみることができる。
ビクトリアン建築の街並み
オマルは、1853年にイギリスから最初の入植者が到着し、その25年後には国内で9番目の都市に成長しました。その繁栄を支えたのが、オマルで採掘される金や石。中でも「オマルストーン」と呼ばれる良質の石灰石は、ニュージーランド各地の歴史的建造物に使用されています。オマルの街中にもその石灰石を使用した建築物が多く残っており、街の目抜き通りのテームズ・ストリートや港へ続くタイン・ストリート、海沿いのハーバー・ストリートなど、美しい白い石造りの街並みを形成しています。毎年11月には、ビクトリアン・ヘリテージ・セレブイレーションが行われ、そんな街の歴史を盛大に祝います。歴史的建造物にビクトリア調のドレスを着た住民が集まって、19世紀にタイムスリップしたような街並みになります。
写真提供: Kyoji Sai