ロングステイのトラブル対処法
こんなトラブルに要注意!
ニュージーランドは安全な国?
ニュージーランドでは世界一安全な国といわれていますが、犯罪がないわけではありません。とりわけスリ、置き引き、空き巣、車上荒らしといった盗難は多発しているので、貴重品の管理には十分注意しましょう。また、性犯罪が多いので、特に女性は気をつけたいもの。ニュージーランドは都市部でも日没以降は人通りが少なくなるので、男性でも夜の一人歩きは避けましょう。
日本より強力な紫外線
ニュージーランドの紫外線は日本の約7倍も強力です。夏の炎天下はもちろん、曇天でも冬でも紫外線対策は万全に。帽子、日焼け止め、サングラスは必需品です。
大自然を甘く見ないこと

快晴かと思えば急に突風が吹いて大雨になり、しばらくするとまたカラリと晴れる……こうしたことが珍しくないほどニュージーランドでは天気がよく変わります。森や山を歩く時は晴れていてもレインコートや羽織るものなど体温調整できるものを用意しましょう。
潮の流れが速いニュージーランドの海では、離岸流や高波による水の事故にも注意が必要です。海水浴に出かける時はライフガードが監視するビーチを選び、遊泳エリアを示す旗と旗の間で泳ぎましょう。
ドライブは安全運転で
郊外には急なカーブの続く山道やスリップしやすい砂利道が多いので安全運転を心がけましょう。ニュージーランドのドライバーはスピードを出す人が多く、こちらが速度制限を守って走っていても後方車から煽られることがありますが、そこで焦ったり怒ったりするのは事故のもと。落ち着いて左側に寄り、道を譲りましょう。運転中の大雨や濃霧、道路の凍結にも注意。また、ロングドライブの際は十分に休息をとり、余裕を持って運転しましょう。
ダニに注意
日本のように布団を干す習慣がないニュージーランドでは、ダニに刺されるトラブルが珍しくありません。特に日本人の柔らかい肌はダニの大好物。刺されるとしばらく痒みが残ったり赤く腫れることもあるので、直ちに診察を受けましょう。
調節できる服装で体調管理
ニュージーランドは1日に四季があるといわれるほど朝・昼・晩の温度差が激しく、前述の通り天気もよく変わります。これが風邪を引く原因になるので、夏でも羽織るものやストールを用意し、調節できる服装を心がけましょう。また、日本より乾燥しているので、喉や気管支を痛めやすいことにも注意。マスクや軟膏を持参すると重宝するでしょう。
トラブルに遭ったらどうする?
犯罪に遭ったらどうする?

盗難などの犯罪に遭遇したら「111」に電話をして警察を呼びましょう。「111」は緊急電話番号で警察、消防、救急車のすべてが同じ番号なので、「ポリス、プリーズ」と告げましょう。英語で状況を説明するのが難しければ、通訳サービスが利用できます。
緊急時の通訳サービス Language Line
パスポートや貴重品をなくしたらどうする?
パスポートをなくした場合は日本大使館・領事館で新規のパスポートもしくは「帰国のための渡航書」を発給してもらいましょう。この際、警察署(紛失・盗難の場合)や消防署(焼失の場合)が発行した紛失(焼失)を証明する書類が必要なので、すぐに最寄りの署で発行してもらいましょう。
現金をなくした場合、警察に盗難届を出しても戻ってくる可能性はかなり低いので、多額の現金は持ち歩かないようにしましょう。トラベラーズ・チェックであれば発行会社に連絡して再発行してもらうことが可能です。クレジットカードの場合は直ちにクレジットカード会社に連絡をしてカードを無効にしてもらいましょう。
こうしたトラブルに備えて、海外旅行傷害保険会社、トラベラーズ・チェックの発行会社、クレジットカード会社などの緊急連絡先を控えておくといいでしょう。
病気やケガをしたらどうする?

救急車が必要な場合は緊急電話番号「111」にダイヤルして「アンビュランス、プリーズ」と告げます。自力で診察に行くことが可能であればGPに予約を入れるか、海外旅行傷害保険の提携病院へ。必要があれば救急外来病院へ行きましょう。
ニュージーランドにはACC(Accident Rehabilitation and Compensation Insurance Corporation)と呼ばれる事故補償制度があり、国内で事故が起きた際の医療費を政府が補償してくれます。国民だけでなく、ロングステイヤーや旅行者にも適応される制度ですが、すべての事故が補償対象になるわけではなく、カバーされる治療費もニュージーランド国内の医療施設に限られていて、帰国後に日本で通院等をした分は支払われません。また、ACC受給者はその事故に関しての訴訟を起こすことが禁じられているため、損害賠償などを求めることは不可能です。ACCはあくまでも住民のためにデザインされた制度なので、ロングステイヤーは自身の保険でカバーするのがおすすめです。
運転中にトラブルが起きたらどうする?

レンタカーを借りる際、トラブル時の対応については予めレンタカー会社に確認しておきましょう。整備不良など車自体に問題があれば、レンタカー会社が費用をカバーしてくれます。インロック、バッテリー上がりといった運転者の不注意によるトラブルは、AA(日本のJAFに当たる機関)の24時間緊急対応サービスを利用しましょう。AAのサービスは会員以外でも有料で使えますが、運転を頻繁にする予定なら入会しておくと安心です。ただし入会期間は最短1年(新規会員は年会費$89~)で短期会員制度はありません。AAのサービスが料金に含まれたレンタカー会社もあります。
AA
→病気/ケガ/トラブルのQ&A
→暮らしの緊急連絡先
日本の留守宅は大丈夫?
ロングステイ中に気になるのが日本の自宅。帰国後、気持ちよく家に帰れるよう、出発するまでに留守宅の管理方法を整えておきましょう。
空き巣対策をする
空き巣を防ぐには不在であることを悟られないことと、侵入しにくい環境を作ることが重要。以下のような対策がおすすめです。
- 新聞や雑誌の講読、郵便物の配達を止める
- タイマーを使って部屋の電灯やラジオを毎日決まった時間にオンオフする
- 家の外にセンサーライトを設置する
- 窓に補助錠や防犯フィルムを取り付ける
- 窓やベランダへの足場になりそうなもの(自転車、エアコンの室外機など)を片付ける
- 玄関のドアには鍵を2つ以上取り付ける
信頼できる人に不在にすることを伝えておく
隣近所に知人がいれば不在にする旨を伝え、できれば親戚や友人にときどき様子を見に来てもらうといいでしょう。その際、郵便ポストにたまったチラシなどは破棄してもらいましょう。
寒冷地では水道管対策を
日本の冬にロングステイをする場合、寒冷地では水道管が凍結してしまうことがあります。これを防止するには以下の方法があります。
- 水抜栓で水を抜く
- 水洗便器の水がたまっているところに不凍液を入れておく
- 屋外でむき出しになっている水道管があれば保温材を巻いておく
カビ・悪臭を予防する
- 浴室など湿度の高い場所のドアは開放しておく
- クローゼットや布団などには乾燥剤や除湿シートを入れておく
- 不在中に腐ったり品質が変わる恐れのある食品は処分する
- 排水溝は洗面器などでカバーしておく
- ゴミはすべて捨てておく
電気、ガスの点検をする
不要な電気器具のコンセントを抜いておくと電気代の節約および漏電防止になります。特にパソコンは落雷があった場合に故障することがあるので必ず電源を元から落としておくこと。ガス栓も閉めておきましょう。
留守宅管理サービスを利用する
近くに不在時のチェックをお願いできる人がいない場合、ホームセキュリティ会社の留守宅管理サービスを利用すると安心です。異常が起こった際の対処はもちろん、定期的な見回りや点検、室内換気、植物の水遣りなどもオプションで依頼できます。
セコム株式会社
JANSホームセキュリティシステム
リロの留守宅管理
日本テンポラリーハウス株式会社

