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元銀行員によるNZ銀行活用術

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第6回 小切手について

2009.10.19
意外に知られていない正しい小切手の使い方

前にCHQ アカウントの紹介をしたときに、少し小切手についてお話しましたが、今回はもう少し詳しく掘り下げてみましょう。

小切手を切ったり受け取ったりしたときに確認することは5つ。
受取人の名前、日付、金額(ワードと数字)、クロスの有無、それと振出人のサインです。

受取人、つまりPayeeは基本的に自分であること。このPayee を横にたどってみると「Or bearer」とあります。これは「または(この小切手を)持ってきた人」の意味です。つまり、小切手を落としてしまって誰かに拾われたとき、このbearerが消されてなかったら、第3者の手によって現金化されても仕方ないということです。これを未然に防ぐには、チェックを切る時ボールペンでこの部分を消すだけで結構です。

日付は小切手を受け取った日から逆算して6ヶ月以内であること。未来の日付のものは、その日が来るまで入金不可です。

金額はワードと数字で書かれますが、もし両方が一致していなかったらワードの方が採用されます。ワードの方に金額が多く書かれている小切手を受け取ったらラッキーですね…。

クロスの有無については、小切手には2種類のクロス・チェックとクロスなしのオープン・チェックと呼ばれる合計3種類があります。大まかに説明すると、元々小切手の真ん中もしくは手書きで2本、棒線が引っ張ってあるものがクロスされていると言う状態です。これは小切手が指定された受取人の口座にディポジットされて初めて現金化のプロセスが始まるという意味です。なので、たとえ自分宛の小切手でもクロスされていたら現金で即受けできないということです。クロス・チェックは現金化されるまでに3営業日かかりますので、受け取り次第ディポジットすることをお勧めします。

反対に何も棒線が引っ張られていないものをオープン・チェックと言い、受取人のIDが確認できればすぐに現金を受け取ることができます。また、オープン・チェックは「キャッシュ・チェック」としても使われ、受取人指定をしてなくても、そのチェックを換金することもできます。つまり出金伝票の働きをするというわけです。なので、多額のキャッシュ・チェックを切る時は気をつけて下さい! もしもそのチェックを拾われたら、と考えるとゾッとしますね。

あと振出人のサインですが、これがないと小切手の効力は発生しませんので必ず確認しましょう。

最後に、オープン・チェックを受け取った時、キャッシュに今すぐ換金したい方は必ずそのチェックの振り出し銀行で換金して下さい。どういう事かと言うと、A銀行に口座を持つ人がB銀行のキャッシュ・チェックを受け取ったとき、特に現金で受け取る必要がないならば自分のA銀行にディポジットすれば良いのですが、現金で受け取りたい場合はB銀行(小切手の振出銀行)に行ってID確認の後、現金を受け取るということです。

単純なことなのですが、私はたくさんの日本人の方が勘違いして別の銀行の小切手を換金できずに腹を立てて帰っていくのを見てきましたから、皆様もそうならないよう今のうちにご理解いただければ幸いです。

では、小切手の基本講座はこのくらいにして、皆様また来週!

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西村 恵さん
2000年よりニュージーランド在住。独学で英語を学び、現在はフリーランスの翻訳家として活動。最初の6年間はとにかくホスピタリティー業に従事し、英語力を磨くと共にNZ人的生き方を学ぶ。2006年、某銀行...
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