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ニュージーランド花便り
このコラム一覧へ第7回 バレンタインデー
バレンタインの週の水曜日、HanaClub NZの生徒さんを連れて花市場の見学にでかけました。オークランドの花市場はMt Wellington にありFloramax flower auction とUnited flower auctionの二つの花市場が同じ敷地内にあります。道路をへだてた敷地には、野菜、魚市場もあります。
午前6時半に到着したのに、セリはすでに始まっていました。今日は荷が多いので、午前5時半に始まったそうです。生産者は今日出荷するために、調整していたのでしょう。
ここニュージーランドでは、バレンタインデーは一年で一番花が売れる日です。
母の日、クリスマスがそれに続きます。Floramaxflower auctionは数年前に新築され、すべてコンピューター化されています。バイヤーは雛壇上に座り、トローリーでひかれてくる荷も見て競ります。正面中央にでっかい時計のような電光掲示板があり、反対時計周りに回ります。バイヤーは自分が買いたい値段のところで手元のボタンをおし、何束ほしいか入力します。
みんなその日の適当な売値のところでは一斉にボタンを押すし、タッチで差でも遅いと買えません。私が店をやっていた頃はよく悔しい思いをしました。従ってどうしてもほしい場合は、少し高めで落とす事になります。
今日は、バレンタインデーを控えているため、バラの荷が多いです。特に赤バラ、ブラックマジックが大量にあります。このバラは本当はBlack Baccarolaといいますが、ヨットレースのニュージーランドの船ブラックマジックと同じ名で呼ばれています。
ブラックマジックはつぼみの時は黒味を帯びだ赤ですが、咲いていくにつれて、花の中心が明るくなっていくあでやかなバラです。数年前まで流行だったFirst Redはわずかしかありません。他にも、濃いアイリスもブルーマジックと名前にマジックがついています。
このブラックマジックなんと一束(10本)NZ$50(約3300円)からスタートしました。ふだんはバラの小売値は一束NZ$25くらいなので、すごい高値がついています。いろんな花のセリが終わって、ブラックマジックの番になると、会場がざわめきたちます。「さあ、買うぞ」という気合が伝わってきます。
大体一束NZ$28位で落ちていたようです。いったいいくらで店で売るのだろうかと思います。すでにウェディングや店売りで注文を受けている花屋は必死です。同じバラでも、競り始めはNZ$30前後ですが、最後のほうはNZ$17ぐらいまで落ちていきます。今日は、けいとう、ガーベラなどなんでも赤い花が人気です。
バレンタインデー当日、女性は「ねえ、お花もらった?」と聞き合っています。バレンタインデーは、ここでは愛する人に花を贈る日です。主に男性から女性に宝石類やお花を贈りますが、子供達も大好きなお母さん、おばあちゃんに贈っています。それもだいたい赤バラと決まっています。こうやってほとんどの女性が花をもらう訳だから、フローリストのとってはかきいれ時です。
後日、知り合いの男の子に聞いたら、赤バラ一本ラッピングしてNZ$15と言われて驚いたそうですが、仕方なく買ったそうです。
Floramax Flower Auction
http://www.floramax.co.nz/
P.O. Box 290
3 Monahan Road
Mt Wellington
Auckland
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職業訓練校講師、フローリスト勤務の後、2001年にフラワーデザインスクール、フラワービジネス全般を行うHanaClub NZを設立、現在に至る。
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