クローズアップ
光と影をテーマにした独創的な作品が魅力
テーマのある風景写真集を発表
万年雪を湛えた神々しいサザン・アルプスの山並、どこまでも続く海岸線、青く澄んだ空──雄大で美しいニュージーランドの景観は、この地を訪れる多くの人々の心を揺さぶります。
そんなニュージーランドの自然美を独特の視点で撮り続けているのが、オークランド在住の写真家、大原正也さん。単なる風景写真ではなく、光と影を巧みに使ったドラマティックな作品づくりが彼の持ち味です。そうした大原さんの作品はニュージーランド国内でも高く評価され、95年の歴史を持つオークランドの老舗出版社Reed Publishingから、これまでに2冊の写真集を発表。これは日本人写真家としては初の快挙ということに加え、第1作は雲を、第2作目はムード(雰囲気)をそれぞれテーマに設けるというユニークなアプローチで話題を呼びました。
現在、ニュージーランドはもちろん、日本の雑誌や各種メディアでも活躍し、プロ写真家のキャリアを着実に積み重ねている大原さん。彼が写真を始めたのは、’01年にクライストチャーチ出身の歌姫ヘイリーと出会ったことがきっかけでした。
今や世界的シンガーとなったヘイリーですが、当時はまだあどけなさが残る14歳の新人歌手。もともと音楽好きだった大原さんは、「ピュア・ヴォイス」と称される彼女の歌声に衝撃を受け、ファンサイトを開設。そしてそのサイトに掲載するためにヘイリーの写真を撮った時、大原さんの進むべき道が決まったのです。
ヘイリーとの出会いで写真家を志す
「ヘイリーを自分の手で、ちゃんと撮ってみたい」──その想いに突き動かされた大原さんは独学で撮影活動を開始。デジタル一眼レフを購入し、数多の参考書を読破し、いろいろな写真雑誌や作品を見て勉強し、そして何より諦めずに枚数を多く撮ることで、スキルアップを図っていったそうです。
以後、大原さんは機会があるごとにライフワークともいえるヘイリーの撮影をし、並行して同じく以前より興味のあった風景写真を極めるべく、ニュージーランド各地への撮影旅行にも精力的に出かけました。すでにこの国をほぼ踏破したので、これからは四季を追いかけて季節の表情を撮っていきたいといいます。
来る4月には横浜で初の個展「写心 of 恋人たちに捧げるニュージーランド」の開催が決定。ニュージーランドのキレイな風景作品にロマンティックな詩を添えるという、大原さんらしいひと味違った趣向の写真展です。次のステップを目指し、ますますパワーアップする大原さん。今後の活動に要注目です。
★大原正也さんからのメッセージ★
ニュージーランドは、日本ではなかなか見ることのできない広大な自然の宝庫です。そのスケールの大きい風景のなかに人間がポツンと佇んでいる──そんなこの国らしい光景に巡り会えると、僕はカメラのシャッターを押さずにはいられません。人間も自然の一部なんだと痛烈に実感できる瞬間だからです。
僕はこれからも自分らしい写真を撮り続けていきたいと思っています。光と影、そして被写体と撮る側両方の気持ちを映し出す「写心」が僕の大切にするテーマ。横浜の個展では選りすぐりの作品をお見せしますので、ぜひ遊びにいらしてください。
●公式サイト
http://www47.tok2.com/home/nzot/photographer/
★大原正也・写真展「写心 of 恋人たちに捧げるニュージーランド」★
開催日時:2009年4月1日(水)~6日(月) 11:00~18:00
入場料:無料
会場:Gallery 1223『あいお☆らいと』/横浜市中区山手52-7(元町汐汲坂)/Tel.045-633-3475
※詳細は以下のサイトを参照
http://www47.tok2.com/home/nzot/exh/
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