タラナキだけのおいしいもの、見~つけた!

タラナキだけのおいしいもの、見~つけた!

日本ですと、「××名物○○せんべい」ですとか、「△△銘菓」などと、その地方や町ならではのおいしいものがあります。ニュージーランドでは、残念ながらそんな風に食べ物を売り出しているのはあまり見かけません。でも、せっかく訪ねたのですから、そこでしか食べられないものを食べたり、飲み物を飲んだりしたい! そして日本の家族や友達にも、その味を持って帰りたい! と旅行者が思うのは、当たり前ですよね。

自然の恵みを受けたご当地グルメ

ニュープリマスの周りには、たくさんの牛たちがのんびりを草を食む、広大な酪農場が広がっています。そう、この町のあるタラナキ地方は、ニュージーランド国内でも第2位を誇る酪農地帯なのです。酪農が盛んなのは、タラナキ山のおかげです。1854年に大きな噴火が起こって以来静かですが、れっきとした活火山。なので、周辺は水はけがよい火山性土に覆われ、家畜の生育に適した牧草がよく育つというわけです。

と同時に、野菜を育てる農園や、果物を栽培する果樹園も多くあります。規模はあまり大きくないので、全国出荷しているところは少ないですが、地元の八百屋さんを覗くと、近隣で採れた野菜や果物が安く手に入ります。

一方で、エグモント国立公園やタスマン海沿いの数々のビーチなどに代表されるように、人の手が入っていない大自然も豊かです。こんな風においしいものの材料は、当地だけで十分賄えるのです。
そこで、今回は「ニュープリマスの味」を見つけに出かけてみましょう。

自然をぎゅっと凝縮したハチミツ ~Egmont Honey

ハチミツに抗菌作用があることは昔から知られています。ニュージーランド原生の植物、マヌカからのハチミツ、マヌカ・ハニーには、加えて抗菌物質メチルグリオキサールをはじめとする独特の物質が含まれており、呼吸器や消化器の炎症、風邪、免疫力の低下などに効くことがわかっています。

世界中のヘルシー志向の人たちからひっぱりだこのこのハチミツ、抗菌力が高いものには、容器のラベルに「UMF」などの表示と数字が書かれています。この値が高ければ高いほど、抗菌効果が優れています。

タラナキ地方南部を本拠地に養蜂を営むエグモント・ハニーのハチミツは、タラナキ山とその周辺の手つかずの豊かな自然に暮らすハチからの恵みそのもの。ヘリコプターでしか行けない人里離れた場所で採れたハチミツもあります。UMF5+~20+のマヌカ・ハニーが、250グラム、500グラム、それ以上とサイズもさまざまにそろっています。お薦めは10+以上のもの。1日1回ティースプーン1杯とれば、健康増進に役立つとのこと。特に風邪などをひきやすい冬場には、サプリとして手元に置く人も多くいます。

エグモント・ハニーは、マヌカのほかにも、クローバー、マルチフローラなどのバラエティー、かわいいラベルが目を引く、子ども用のハチミツ、ハチの巣に入ったままのハチミツ、コムハニーも置いています。

住所 66 Devon St. West, New Plymouth
営業時間 10:00~17:00
電話番号 021-0882-0967
ホームページ www.egmonthoney.co.nz

旅の疲れが吹っ飛ぶこと請合いのスウィーツ ~Wisteria Gourmet Fudge

町の中心部に広がるプケクラ・パーク内にあるカフェ、ザ・ティーハウス。評判のウィステリア・グルメ・ファッジを買いたかったら、ここに来るしかありません。それもそのはず、ファッジはカフェの厨房で丁寧に手作りされ、ほかでは売られていないからです。

英国生まれのお菓子ファッジはその甘さで有名。砂糖、ミルク、バターなどで作られていて、歯ごたえはしっとり、さっくり。切り分けられたピースは比較的大きく、4センチ四方といったところでしょうか。フレーバーはチョコレートが代表的です。老いも若きもニュージーランド人が大好きなスウィーツです。

常に15は種類をそろえているというウィステリア・グルメ・ファッジは、クリームとバターをふんだんに使い、昔ながらの方法でじっくり時間をかけて作り上げられています。材料は、酪農が盛んなエリアだけに、新鮮なものを用いているのもおいしさの秘訣でしょう。

ここでのロングベストセラーはクリームブリュレ。バタースコッチ味のファッジに、カラメルの香ばしさをプラスし、質感はファッジだけれど、味はクリームブリュレそのものという感じです。また、チョコレートの風味にペパーミントオイルのアクセントが利いたチョコレート・ミント、見た目もかわいらしい、フルーティーなラズベリー・リップルも人気です。お値段は1つ5ドル。4つ入りのギフトボックスは21ドル50セントです。

住所 The Tea House, Pukekura Park, Fillis St., New Plymouth
営業時間 9:00~16:00
電話番号 06-758-7205
ホームページ www.wisteriafudge.co.nz

クラフト・ビールで、タラナキ山に乾杯! ~Mike’s Beer

ニュージーランドでは「クラフト・ビール」が近年大変な人気です。量産せず、小さな醸造所で手間ひまをかけて造り出した個性豊かな味が、うけているのです。その先駆けとなった醸造所のひとつが、1989年から続く、マイクス・ビール。国内ビール醸造業界が主催する賞を多く受賞しています。

現在販売しているビール10種類の内、ぜひ試したいのは、オーガニック・ビールのマイクス・マイルドエール。「ニュージーランドで一番古いクラフト・ビール」といわれています。色は赤みがかった濃いブラウンで、モルトの甘みが感じられる味。スムーズな舌触りと喉越しで、どんどん飲んでしまいそうです。そして、もうひとつが、マイクス・タラナキ・IPA。グラスに注ぐと、深い琥珀色がとてもきれいで、ホップとモルトの味が強く、苦味もあり、個性的な味わいです。

醸造所はニュープリマスからステートハイウェイ3をオークランド方向に車で30分ほど行ったところにあります。テイスティングルームとカフェも併設しているので、自分の好きなビールを探したり、ビールとマッチする軽食を楽しんだりできます。オークランドやハミルトンからの行き道や帰り道に寄ると良さそうです。おいしいビールを飲み過ぎて、飲酒運転をしないように注意してください。

住所 487 Mokau Rd., RD44, Urenui
営業時間 10:00~17:00
電話番号 06-752-3676(内線1)
販売場所
市内はもとより、国内各所で購入可能。詳細は以下を参照のこと。
http://www.mikesbeer.co.nz/Where+to+buy+Mikes.html
ホームページ www.mikesbeer.co.nz

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添加物一切なしの、タラナキ産ソース ~Sids Sauce

バーベキューが盛んなお国柄だけあって、お肉をマリネしたり、焼き上がったばかりのお肉にかけたりするソースの種類は豊富。その中にあって、コクがあるという定評を得ているのが、シッズ・ソースです。保存料も添加物も入っておらず、原材料には主に地元産の果物が用いられているので、おいしいだけでなくヘルシーと人気なのです。

売れ筋のひとつがスモーキー・ガーリック・ソースです。しっかりスモークが利いたガーリック味は、「お肉の友」といった印象。でも、実は食材や料理を問わずマッチし、勝手がよいソースなのです。そしてもうひとつがタマリロ・ソース。タマリロは外側が赤く、果肉がオレンジ色の、ビワを少し大きくしたサイズのフルーツです。パッションフルーツ、キウィ、トマトが一緒になった味とでもいえばよいでしょうか。ツリートマトという異名もあり、このソースをトマトケチャップの代わりにする人もいるそうです。ケチャップに比べて、甘みがやさしく、かけた料理の味を引き立たせてくれる特徴があります。

ソースのフレーバーは7種類。入っている砂糖の量にバリエーションがあるものもあります。ソースのほかにも、調味料、ビネガー、マスタードなどもあります。サイズはさまざまですが、300ミリリットル入りのソースは9ドル95セントです。

電話番号 06-755-1626
販売場所
Fresha Cnr. Morley & Devon Sts, New Pymouth (06-758-8284)
Midway Catering Company 170 Gill St., New Plymouth (06-759-7999)
The Fridge 47 Devon St. East, New Plymouth (06-769-9275)など
ホームページ http://sidssauce.co.nz