町中がインスタ映え!?アールデコの街ネイピアってどんなとこ?

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世界でも珍しいほど写真映えする建物がそろう、そんな街がニュージーランドにあるのをご存じですか? ニュージーランドの北島にある人口約5万人の小さな港町ネイピア。世界有数のアールデコ建築と、温暖でドライな気候に恵まれた素晴らしいワインが有名です。

ガイドブックだけでは伝えきれない、隠れた地方都市の魅力を発信する特派員レポート。ここではネイピア在住歴5年の筆者が、全6回に渡りネイピアの街の魅力をお伝えしていきます。

じつは日本にゆかりのある街、ネイピアはどこにある?

ネイピアは、北島の北東南部ホークスベイ地方の中心にある街です。林業が盛んで、かつては王子製紙の工場があったことでも知られています。日本のティッシュの「ネピア」は、ネイピアに由来しているんです。

ネイピアには山もあり、海もあり。のんびりと過ごしたいワーキングホリデーや留学生、短期の旅行で訪れる方。だれもが、ゆったりとした気分になれる雰囲気が漂っています。

オークランドからは車で約6時間。首都であるウェリントンからは約4時間半。飛行機ならば国内線で1時間ほどでオークランドやウェリントンから到着します。旅行の日程を組むさいに、ちょっと足を伸ばして、かわいらしい港町を訪れてみましょう。

世界有数の、アールデコ建築が映える街

ネイピアの中心地には、アールデコ様式の建物がずらりと立ち並びます。世界的に見ても、これだけの数がそろう街は珍しいといわれています。ネイピアがアールデコの町として知られるようになったのは、1931年に起こった大地震に遡ります。

1931年2月3日に発生したマグニチュード7.8の大地震でネイピアの街は倒壊。当時は沼地だった陸地が最大4メートルも隆起するなど、大きな被害がありました。街の復興に採用されたのが、当時世界的に流行していたアールデコのデザイン。ニュージーランドの先住民族であるマオリの文様も取り入れて、独自のアールデコ様式が発展しました。

街のどこを歩いても、ノスタルジックな雰囲気を感じさせる建物が目に入ります。建物の詳細を知りたい人には、「アールデコガイドウォーク」がおすすめ。10時・11時・14時・16時半と、ガイドさんの説明とともに、街中の有名なアールデコの建物をめぐることができます(要予約・一人19ドル~)。

アールデコガイドウォーク

Art Deco Trust

https://www.artdeconapier.com/walksandtours.html

街中が1930年代にタイムスリップ?アールデコフェスティバル

ネイピアを語る上で外せないのが、毎年2月に行われる「アールデコフェスティバル」です。1931年の大地震の復興をたたえる目的ではじまったこのお祭り。期間中は全国から集まったクラシックカーのパレードや、ビンテージ風の衣装に身を包んだ人があふれかえり、街中はまるで1930年代にタイムスリップしたようです。

青空を横切る航空ショーも大人気。夜には、海辺のステージで生演奏をバックに辺り一帯がダンス会場となります。

アールデコフェスティバル概要

https://www.artdeconapier.com/Events/Tremains+Art+Deco+Festival+2018.html

NZ国内で2番目に大きいワインの生産地

もちろん、アールデコの町並みだけではなく広大なワイン畑にかこまれた美しいワイナリーも見逃せません。ネイピア・ヘイスティング・ハブロックノースの3都市を合わせたホークスベイ地域には、200を超えるワイン畑と76件のワイナリーがあります。農園も盛んで、リンゴや桃などの一大生産地です。

夏は綺麗な海を眺めながら美味しいコーヒーを。休みの日にはファーマーズマーケットで新鮮な果物を買って。夏の終わりには、ビンテージ風にお洒落してお祭りを楽しみ、秋の訪れを感じさせる黄金色のワイン畑を眺める。10月の春先から4月末の秋の初めまでは、ネイピア周辺は観光シーズンです。透き通るような青空とカラフルな建物。訪れたら、ぜひカメラを片手に街歩きを楽しんでくださいね。