野菜
ニュージーランドの八百屋やスーパーマーケットには、アジア、南国、ヨーロッパなど、各国の移民が持ち込んださまざまな野菜が並びます。
豊かな土壌に育まれた野菜たち。多少形はいびつでも、大量生産のものとは違う本来の味わいを持っています。
最大の野菜生産地は、今も昔も北島中央部のプケコへ。近年では、その周辺のワイカト、ギズボーン地方、周辺のワイカト、ギズボーン、ホークスベイ地方や、南島カンタベリー地方での生産量も増えています。
ここでは、日本ではあまり見かけないものの、ニュージーランドではスーパーマーケットで普通に売られている野菜14種をアルファベット順に紹介します。

- Beetroot
- ビートルート
- 南欧原産。根の部分は、濃い赤の色素を持っており、ビタミン豊富。生なら千切りにしてサラダなどに入れ、ゆでるなら色素が抜けないよう皮をむかずに調理します。この国のマクドナルドのオリジナルメニュー「キーウィ・バーガー」にも入っています。
- ●和名:カエンサイ
●旬:11~4月

- Broccoflower
- ブロッコフワラー
- カリフラワーとブロッコリーを掛け合わせて作られた新種の野菜で、鮮やかな黄緑色をしています。その親のどちらよりも、甘味が強くビタミンAの含有量が多いのが特徴。年間を通して見られますが、生産量はあまり多くないため、値段は比較的高くなっています。
- ●和名:なし
●旬:通年

- Butternut Squash
- バターナット・スクワッシュ
- ニュージーランド産カボチャとして日本にも大量に輸出されているButtercup Squash(クリカボチャ)と、名前は酷似していますが、外見と味は大きく異なります。身は薄いオレンジ色で、甘味は少なく水分は多め。そのため、ロースト料理よりも、スープの具に適していえます。
- ●和名:バターナッツカボチャ
●旬:1~6月

- Capsicum
- キャプシカム
- 南米原産。Sweet Pepperの名でも知られており、オレンジ、黄、赤、緑と色のバリエーションも豊富。日本のピーマンの2~3倍ほど大きく、辛味は少なめ。生のまま刻んでサラダに入れたり、肉や魚料理の盛り合わせに使ったりするのが一般的です。
- ●和名:ピーマン
●旬:1~4月

- Choko
- チョコ
- 中米原産のウリ科の野菜。別名はChayote、Vegetable Pear、Mango Squashなど。味はカボチャに似てマイルド。ビタミンCに富んでいます。大きいものは半分に切って種を除き、詰め物をしてオーブンで焼いたり、皮をむかずにゆでたりして食べます。
- ●和名:ハヤトウリ
●旬:4~6月

- Courgette
- クルジェット
- 見た目はキュウリと酷似していますが、Marrow(セイヨウカボチャ)を熟す前に収穫したもの。日本ではイタリア語名からズッキーニとも呼ばれます。生のままでも食べられますが、火を通すとさらになめらかな舌触りに。炒め物、BBQ、スープなどに適しています。
- ●和名:ツルナシカボチャ
●旬:10~5月

- Globe Artichoke
- グローブ・アーティチョーク
- 食用となるのは、花のつぼみ部分です。大昔から南ヨーロッパを中心に栽培されてきた伝統のある野菜で、肝臓病に効くシナリンという珍しい有機酸を含んでいます。調理のときレモン汁をかけて20分ほど加熱すると、変色を防ぐことができます。
- ●和名:チョウセンアザミ
●旬:10~12月

- Kumara
- クマラ
- 10世紀ごろ、その祖先が太平洋の島から持ち込んだとされるマオリの主食。サツマイモより甘味は少なく、水分は多め。暖かい気候を好むため、ほとんどが北島で栽培されています。色は3種類あり、レッド、ゴールド、オレンジの順に糖度が高くなります。
- ●和名:サツマイモの一種
●旬:通年

- Maori Potato
- マオリ・ポテト
- 18世紀にジェームズ・クック船長率いる探検隊によって持ち込まれたイモの一種です。皮の色は黒や紫などさまざまで、中身は黄または白。ビタミンCと繊維質に富んでいます。皮がとても軟らかいので、むかずにそのままゆでるのが一般的です。
- ●和名:なし
●旬:12~3月

- Parsnip
- パースニップ
- ローマ時代からヨーロッパで栽培されていたニンジンの一種。寒い気候を好み、霜によってでんぷんが糖に変わると甘味が増します。繊維質、ビタミンE、Cが豊富。オーブンで焼くロースト料理の付け合せ、炒め物、てんぷらなどに適した食材です。
- ●和名:アメリカボウフウ
●旬:5~10月

- Rhubarb
- ルバーブ
- チベット原産の多年生植物で、葉には毒があるため食べられませんが、茎の部分にはアンズのような酸味があります。加熱するととろみが出て、鮮やかなピンク色のジャムの出来上がり。これは、多くのキーウィにとって「おふくろの味」といえます。
- ●和名:セイヨウダイオウ
●旬:5~10月

- Silver Beet
- シルバー・ビート
- ギリシャ時代から広く食されてきた野菜で、Swiss Chardの別名もあります。ほうれん草と似ていますが、茎の部分にはショウガを思わせる風味があります。βカロチン、ビタミンC、Kが豊富。アクが強いため、数分ゆでてから、炒め物に使うのが主流。
- ●和名:フダンソウ
●旬:通年

- Swede
- スウィード
- 17世紀のスェーデンで、カブとキャベツを掛け合わせて開発された野菜。カブより身が黄色く甘味があり、寒い気候を好むためニュージーランドでは南島ゴア産のものが有名です。伝統的なスコットランド料理に使われるほか、味噌汁や煮物にも適しています。
- ●和名:カブハボタン
●旬:5~10月

- Taro
- タロ
- フィジーやトンガなど、南太平洋諸国移民の主食となるイモで、それらの国から大量に輸入されています。ビタミンC、E、繊維、鉄分が豊富。ローストのほか、ゆでて皮をむき、牛乳を加えてつぶしたものをフライパンで焼く、お好み焼き風もおすすめです。
- ●和名:タロイモ
●旬:通年
写真協力:New Zealand Vegetable & Potato Growers' Federation (Vegfed)

